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医師不足は避けられますか? 国は何をし、地方はどうしたら良いですか? 医師はどうすべきで、患者は何を求めますか?
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産科医不足の解消を望みますが
現実問題、あと数年で劇的に改善する見込みはありません

どうやり繰りしようと
どう手を尽くそうと
人手不足の改善は簡単にはいきません

政治家が何を言おうと
マスコミがどう提言しようと
住民が行政に訴えようと
医療従事者が努力しても
患者が協力しても

少なくともあと数年は、良くて現状維持若しくは現状からの後退しか望めません

これは厳然たる事実です
それをスタートラインとして議論を進めなければいけません

「今よりもっと良い周産期医療体制を望みたい」
と誰かが望んでも
「今より少し不便になっても良い」
と誰かが許容しなければ議論は進みません

医療供給のパイは限られています
医療体制の変革は、そのパイの再分配でしかなく、パイ自体が増えるわけではありません
そのパイの奪い合いでしか
「我が街の更なる医療体制の充実」
は望めません

勝ち組の医療受益者グループと
負け組の医療受益者グループ
に分かれるしかありません
その間にwin-winの関係は築きようがありません

誰かが諦めてくれるしかありません

幾ら今ある医療体制を効率的に運用していこうと
更なる効率化を図ろうと
それは焼け石に水でしかありません

仕方がありません
人がいません。産科医がいません。医療従事者がいません。
今はそんな体制です

ですが
誰かが諦めてくれる
なんて本当にあり得るのでしょうか?
我が街から病院が消える事、診療科が消える事、遠くの病院まで時間をかけて通う事
救急搬送まで時間がかかる事、分娩時の安全な医療体制が脅かされる事
そんな事を、仕方がないと
「誰かが諦めてくれる」
のでしょうか?

諦められるわけがありません
あらゆる手段を使って食い止めようと、撤回させようとする事でしょう
そこでまたパイの奪い合いです
行政単位と行政単位のガチンコの決闘で、パイを奪い合う事になります

現場の産科医にできる事は多くありません
改善する見込みのない労働環境の中、できる範囲で仕事をしていくのみです
変わらない当直体制、変わらない労働時間
いずれ増える増えると言われて、さっぱり改善の見込みがない給与

いっそパイの奪い合いが進むだけ進み
妊婦の不便が生じようと、地域住民が困ろうと
周産期医療体制の、著しい集約化が進んで行けば、楽になるのかなと思います

来年からの産科医増員の見込みは全くありません
むしろ人数が減り、労働環境の増悪の懸念さえあります
そして向こう数年それは変わりようがありません

そんな中で産科医を続けていく自信はさすがにありません

繰り返しますが、この数年で医療体制が劇的に改善する見込みはありません
ですが、この数年で医師の労働環境が劇的に改善しなければ
産科医を続ける見込みはありません


そんな産科医は少なくないと思います
一体どうしていけば良いのでしょう
今はただ流れを諦観しつつ、日々仕事をしていくしかありません


 

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