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医師不足は避けられますか? 国は何をし、地方はどうしたら良いですか? 医師はどうすべきで、患者は何を求めますか?
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我々は福島事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します

医師不足の解決法
考えてみたけれど、事態を即効的に解決する、そんな解決策は存在しなく
地道に、ゆっくりとでも環境を整えていくしかなくて

医師不足→残った医師の負担増加→患者さんにかけられる時間の短縮→患者さんのクレーム増加

残った医師の負担増加→連続勤務→疲労困憊→判断力低下→医療過誤?の眼差し→医療訴訟→防衛医療

患者さんのクレーム増加→マスコミの医師バッシング→医師の逃散→医師不足

この負のスパイラルをどこで止められるのか。
どうやって止めるのか。まだ有効な決定打のない現状

そんな中、医師不足を止める・緩和するのと、真っ向から対立する懸案事項
それが福島県産婦人科医の不当逮捕

「この逮捕は医師不足が招いた悲劇」と言う、医師側に責任ありきで、敢えて医師不足を解消する為に
擁護する、そんなわけではありません
医師不足、それがなくとも、逮捕された医師の行為は非難されるべき事ではなかったと、
まして逮捕される類のものではなかったと
そう考えます

医師不足の現状だから、逮捕された医師を守れと言っているのではありません
そんな時代じゃなかったとしても、非難されるいわれのない、逮捕されるいわれの無い
誤りではない選択を、不当逮捕された医師は取ったのだと考えます

ただ、この逮捕は産科医師不足に拍車をかける結果となりました
当然の成り行きです
第一に、医学的に誤りではない行動を取った医師を逮捕した点で、この逮捕は批判されるべきです
第二に、全国的な問題となっている医師不足に拍車をかけた点でも、この逮捕は批判されるべきです

面子の為の逮捕、面子の為の起訴、面子の為の有罪持ち込み
ここまで誤まった行為が続き、誤りを正す事が出来るのは、最早判決のみとなってしまった事すら
医師の無力感を誘発するのに十分な事でした
もし、この不当逮捕で有罪になるような事になれば、日本の産科医療は終わりになると考えます

防衛医療、それを完璧に現場の医師が実践した時
最後の砦はどこになるのでしょう?どこが手を挙げるのでしょう?誰が参加するのでしょう?

医学的に非難されるいわれの無い事柄で、幾ら同じプロフェッショナルの同僚が擁護しても
机上の知識で学んだ素人に却下され逮捕される
そんな危険を誰に冒してもらいたい、誰が冒すべきだと、かの人達は考えているのでしょう?

もうpoit of no returnは超えた、そうかもしれません
ですが、もしこの逮捕が肯定されるような事になれば本当の終わりです

これから産科医療に携わる若い医師・医学生、そして現在携わっている同僚の為に

我々は福島事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します

本記事は
新小児科医のつぶやき
2.18企画
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070207
に賛同した記事です




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