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医師不足は避けられますか? 国は何をし、地方はどうしたら良いですか? 医師はどうすべきで、患者は何を求めますか?
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大切な人と長く一緒にいたいと思うけれど
子供のそばにいたいと思うけど
記念日を一緒に過ごしたいと思うけれど
当直がそれを不可能に
夜間の呼び出しがそれを不可能に

誰かの幸せな時を守る
今日も自分と家族の幸せを切り捨てて
引き止める家族の声を背中に受けて
今日も明日も明後日も
眠れぬ産直に向かいます

1人なら365日
2人なら183日
3人でも122日
4人
でやっと月に8回
5人
人が羨む月6回
6人
でも他科より多い月5回
7人
、そんな病院滅多に無くても月4回

+αの第2拘束に縛られて
365日のカレンダー、時間外勤務で埋まります
それでも事務に切られる時間外
聖職と言う名の美辞麗句
倫理意識と言う名の正論

誰かの幸せな時を守る為
今日もどこかの産科医とその家族が犠牲になって
地域のお産を守ります

そんな生活が産婦人科なのだと教えられ
諦めて働く産科医いつもでも供給され続けると
どうして思えていたのだろう
家族と過ごす時間、せめて人並みの半分
子供と過ごす時間、せめて人並みの半分
そんな望みすら持つ事を諦めろと言われる産婦人科に
順応して働く産科医がいつまでも確保できると
どうして信じられたのだろう

今日まで地域のお産を守ってきた歴史すら
1例の予期せぬ死亡逮捕と言う事で終止符を
構造の問題すら個人の責務に帰結され
今日まで頑張っていたあの人も
地域の声は守ってくれず

誰が言ったか立ち去り型サボタージュ
誰が責める
事ができるでしょう
大切な人のそばにいて
大切な子供の成長を見守る事も
大事な人の別れにも立ち会えず
365日24時間拘束されるその職種
産婦人科を選べなど
誰が押し付ける事ができるでしょう

誰かの善意に期待する
そんな仕組みは長く続かない事に気づいた時は
既に時は遅く再生は難しく
ただの署名は紙切れに
ただの呼びかけは誰に届く事無く
地方の風に舞うのでしょう

せめて今いる地域の産科医に花束を
立ち去る産科医にも花束を

いつか来てくれるはずの産科医に花束を


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コメント
署名も役に立ちますよ
医局でみかんを食べる時、ちょうどいい神になってくれました
【2009/04/11 23:17】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]


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