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医師不足は避けられますか? 国は何をし、地方はどうしたら良いですか? 医師はどうすべきで、患者は何を求めますか?
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市民「医者不足がなかなか解消されませんね。本当にどうしたら良いのでしょう。」

他人「今いる医師数は変わらないわけですから、短期的に改善するのは難しいかもしれませんね。」

市民「ですけど、医者を増員するには何年もかかりますよね。そんなに待つ事は出来ないですよ。」

他人「ではどうしたら良いと思いますか?」

市民「今いる医者の数は変わっていないわけだから、少ない病院に医者を増やすには余っている病院から
連れてくるか、今休んでいる医者に再就職してもらうしかないですよね。」

他人「他には海外から医師を招聘すると言う方法もありますが。」

市民「ニュースでも見ました。ですけど、海外から医者を呼んで働いてもらうって簡単にいくんですか?」

他人「実際は医師国家試験や旅券の問題などで、日本の医師と同じ条件で戦力として期待できる環境を
整えるには時間が必要でしょうね。」

市民「すぐに海外から来てもらうってわけにはいかないんでしょうか?」

他人「医師不足の地域に、ポンと日本の医師免許を有さない海外の医師を派遣もしくは招聘する事は
法的なハードルが高く即効的な解決策ではないでしょうね。長期的にはどうなるかわかりませんが。」

市民「じゃあ、やっぱり医者を再配分するか、休んでいる医者に復職してもらうしかないですか?」

他人「まずはその2つの方法が医師不足の地域の解決策としては現実的でしょうね。」

市民「1つ目の医者の再配分ですけど、医者が余っている病院というのは実際あるんですか?」

他人「そうですね。医師不足の地域では『医師確保』を目的に活動していますが、その招聘する医師自体
がいなければ、無い袖は振れないと言う事になります。比較的医師数が多い病院というのは存在しますが、
余って困っていると言う病院は存在しないんじゃないでしょうか。」

市民「じゃあ、限られた医者数を比較的公平に分配するにはどうしたら良いんですか?医者の数が余っている
病院がない中で、医者の数が少ない病院の医者数を増やすにはどこから医者を調達したら良いんですか?」

他人「勿論総医師数の他、科による人数を考慮しなければいけませんが、比較的医師数に余裕があると言う
病院でも、ある科で1人、2人と言う単位で余裕があるだけです。それもその医師が実際抜けた場合現場の
労働環境は悪化するわけですから、医師を手放せる環境にあると言う病院は本当に少ないでしょうね。」

市民「日本の医者の数は計算上は不足していなく、偏在が原因、ベッド数が多いのが原因ともニュースで
見ますけどどうなんでしょう?」

他人「人口当たりの医師数の数は他の先進国に比し大きな問題となるほど少ないわけではなく、それが医師数抑制政策の根拠となっていたわけですが、病床数当たりの医師数は確かに他の先進国に比べて少ないですね。偏在については都心、県庁所在地に集中しているのも事実だと思います。」

市民「結局今は医者の数は足りないんですか?」

他人「数字的には足りていても、現場で不足感が強い現状は明らかに医師不足でしょうね。」

市民「そのベッド数が多すぎて医者の数が足りなくなっているなら、ベッド数を減らして1つの病院あたりの医者
の数を増やせば良いだけなんじゃないですか?」

他人「その病院の集約化、統廃合を行うと確かに1病院当たりの医師数は増えて、現場の医師の負担も減るでしょうね。ですが、それが一番簡単で一番難しいからこそ進まないんでしょうね。」

市民「どうしてですか?」

他人「『あなたの地域の病院は医師不足の為閉鎖します。つきましては今より30分離れた病院を受診してください』。集約化された地域の住民は病院が大きくなって問題としないでしょうが、病院がなくなる地域の住民は強固に反対するでしょうね。それが必要な施策だとしても、納得を得るのは難しいでしょうね。」

市民「まあそうでしょうね。私だって近くの病院がなくなるって聞いたら反対しますよ。」


他人「誰だって不便になる事には反対すると思います。署名を集めて、議会に陳情して、反対活動をする事も理解はできます。ですが、反対できるうちは良いですが、現在の医師不足は有効な打開策がないわけですから、共倒れや医師の逃散を防ぐ点では総合病院の集約化、統合を広い視点でとらえる事も求められるでしょうね。」

市民「だけど病院の集約化だって短期間で簡単にはいかないですよね。勿論反対運動などもあると思いますけど、それ以外だってその病院で働いている人の雇用問題とかも絡んできますよね。」

他人「そうですね。例えば全ての病院が公立病院であれば統廃合も可能かもしれませんが、所謂公的病院でもそれぞれ経営母体が違うわけですから、その病院群で機能を集約化するのは実際は難しい問題です。」

市民「どちらにしろ短期的には難しいと言う事ですか?」

他人「集約化すると言ってもそこで働く医師を確保できなければ、病院自体は動きません。その医師の確保にはその地域などから医師を集める事が求められますが、大局的な理解・認識を住民、経営陣、現場スタッフで形成していくには時間がかかるでしょうね。ですが例えば産婦人科、小児科などは避けえない科もあるでしょうね。」

市民「最近は県の職員として医師を雇用して、県職員の身分で医師不足の病院に派遣すると言う事もニュースで見ましたが、これはどうなんでしょうか?」

他人「詳しい制度は県によるでしょうが、一般と比べ医師は特に公務員の身分に魅力を感じる事は少ないですから、よっぽど魅力的な制度を導入しない限り応募が増えないと思いますね。」

市民「そうなんですか?安定した身分と、退職金など、一般的には公務員は人気が高いと思いますが?」

他人「医師免許があれば特に就職に困らないわけですから、特にこの医師不足の中では。その売り手市場の中で公務員として可能な招聘の待遇は制限された上で医師を集めるのは難しいかもしれませんね。」


市民「休んでいる医師の再就職についてはどうですか?」

他人「それはまた別の機会にしましょうか。」

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