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医師不足は避けられますか? 国は何をし、地方はどうしたら良いですか? 医師はどうすべきで、患者は何を求めますか?
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基本的に今回は主役2人が影を潜めた、脇に重点を置く話でした

・眼科医と耳鼻科医が症例の問題を出し合う
→微笑ましい光景です。実際他科の疾患は国家試験時に詰め込んだ貯金
と、実習時代に勉強した知識に頼らざるを得ません。その点卒業直後で、
各科をローテーションしてきた研修医の知識が、上級医の知識を上回る
事も確かにあります

・約束を守れず離婚となった元救急医の麻酔科医
→元妻が言う言葉が耳に痛いですが。確かに患者は時間を選んでくれませ
ん。その患者達を回すだけのマンパワーが十分でなければ、休みが急に
キャンセルとなったり、休みの日に呼び出されたりなんて事は飽きる程あり
ます。それが当然の状況であったからこそ、疲弊に疲弊を重ねた現場が破
綻したのです。

・「命より大切な用事って何ですか?」と言われ、急患の元に戻ってくる麻酔科医
→まあ、テレビ的ですが。戻る事自体は褒められなくもないのですが、戻らなく
てもその事自体は責められる筋合いの話ではありません。
本当に、その医療従事者をその場で欠くならば、その患者を救命できないと言う
事例があったとして、その医療従事者が救命に参加できないからといって責める
輩は何者でしょうか?
それは医療の限界であり、個人の技量の限界であり、集団の能力の限界であり
かつてはそれを寿命と呼んでいました。

・胸腔ドレーンを挿入できない耳鼻科医
→「へー、こんな医者嫌だなあ。どんな医者も最低技量を身につけて欲しいよ」
なんて事を視聴者が思うのではないかと心配ですが。
救急をやっていれば研修医でもやる手技ですが、状態の悪い患者に、一人で
失敗の許されないプレッシャーの中行わざるを得ない耳鼻科医に同情します。

・救急に戻ってきた救急看護認定看護師と麻酔科医
→これにより誰かが休めるという話・・・ではなく、これによりもっと患者を受け容れて
頑張ろう!と言う流れでしょうか。それともユースケの言う3班体制につながるの
でしょうか。現場において欲しいのは、何よりもマンパワーです。オン・オフを切り替
えるには、自分の代わりとなり得る代替者が必要です。

・犠牲にして成り立つ救急医療
→自らの健康を守るためには、誰かの健康を犠牲にせざるを得ないのが現在の
医療体制です。
誰かの健康を守るためには、自らの健康か、自らの何かを犠牲にしなければいけ
ません。
そしてその誰かが守られなければ、自らの健康もまた守られません。
何も犠牲にする事無く、健康を得るという事は、現状において夢想でしかありません。

*以上勝手な感想
*救命病棟24時、ERは好きな医療ドラマです


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